「アトピーがかゆくなるからできるだけお風呂入りたくないんだけど、シャワーだけでも大丈夫なのかな?」
こういった疑問にお答えしていきます。
お風呂に入ると血管が広がって肌がかゆくなる…というアトピー肌の方は多いと思います。
できるだけかゆくなるのは防ぎたい・・・でも体は洗いたい・・・という場合、シャワーだけで済ませるのは問題ないのでしょうか。調べてみました。
アトピー肌を清潔に保つならシャワーだけでも特に問題なし
まず結論からお話しすると、アトピー性皮膚炎の方が湯船につからず、シャワーだけで済ませるのは特に問題ありません。
たしかにお風呂に入ったほうが体の皮脂汚れはしっかり落ちそうですが、「清潔な肌をキープする」という観点であれば、シャワーだけでも十分効果はあると思われます。
アトピー性皮膚炎の患者さんが数日以上入浴しないと、皮膚についた 垢や汚れなどの刺激物や抗原(異物)が原因となって、症状が悪化する ことがあります。
そのため、できるだけ毎日入浴する、またはシャワーを浴びるようにしましょう。
引用元:https://www.maruho.co.jp/medical/toolorder/file/tool/5050608001.pdf
アトピー肌にとって汗、垢、ほこりなどの汚れは大敵です。放置しておくと雑菌が繁殖して炎症が悪化する原因になります。
スポーツなどで体を動かして汗をかいて代謝を高めること自体はアトピーの改善には効果的ですが、早めにシャワーなどで洗い流して清潔に保っておく必要があるといえるでしょう。
ただしシャワーだからといって「いつもよりキレイに洗わなきゃ」ということで汚れを落とすために体を強くゴシゴシこすると、肌バリア機能が弱まってアトピーが悪化する原因になります。
強く擦らずに手で体全体にボディーソープをなじませるように洗うか、肌をキズつけない柔らかいボディタオルを使うようにしましょう。
温度の設定は熱すぎない38〜40度くらいが無難
シャワーのベストな温度は個人の体質やアトピーの症状によって細かく分かれますが、一般的には「熱く感じすぎない38〜40度」くらいが無難だと言われています。
お風呂のお湯は熱すぎると、かゆみの原因になるので、心地よく感じる温度に設定しましょう。概ね38~40°Cが皮膚のバリア機能を改善すると言われています。
引用元:https://www.maruho.co.jp/medical/toolorder/file/tool/5050608001.pdf
40度を超える熱いシャワーは血管が広まることでかゆみを誘発したり、皮脂などの保湿成分が流れ出てしまうことで乾燥肌になることにつながります。
かゆみがある=アトピーが悪化する…というわけではありません。
しかしシャワーで水分を含んだ患部はふやけてジュクジュクしているため、その状態で掻きむしってしまうと余計に肌をキズつけてしまい、その結果炎症がひどくなることにつながります。
体が温まるとかゆみが強くなるので、逆にかゆみが我慢できなくなった時の対処法は、「冷やす」ことです。アトピー性皮膚炎の症状が安定していない時は、シャワーの温度をぬるめに設定したり、湯船につからずシャワーだけにするといった工夫をするだけで、お風呂上がりのかゆみが減ることがあります。
引用元:https://tmclinic.net/?p=993
これでもかゆみが改善しない場合は、上の引用のようにシャワーの温度を少しずつさげることで自分にとってのちょうど良い温度を探してみてください(くれぐれも浴びた後の湯冷めにはご注意を)。
シャワーの水圧で肌を刺激しないように注意
シャワーの器具によってはとても水圧が強いものもあり、アトピーの状態によってはかなり肌が刺激されてしまうケースもあります。
Amazonなどで肌にやさしいシャワーヘッドも販売されているので、「自宅のシャワーがどうしても水圧がきつくて痛い」…という人は検討してみてください。
長い目でみるとシャワーだけより入浴の方がアトピーには効果がある?
このように肌を清潔にするだけならシャワーでも問題ないようですが、長期的にアトピーを改善していくならやはりしっかりとお風呂に入るほうが効果は出るようです。
東京都にある松井病院食養内科の長岡部長は、ご自身の調査でこのようにお伝えしています。
日本の気候は夏に湿気が多いという特徴があります。湿気が多いと汗が出にくいのです。汗が出ないと肉体の老廃物も出ていきません。風呂に入り湯ニつかって体をあたためると、そのあと汗が大量に出ます。汗が出ると汗と一緒に老廃物が体から出ます。(中略)
アトピー性皮膚炎の人で、風呂につからないでシャワーだけですませている人には風呂に入ることをすすめます。湯の中に入ると、そのあとかゆくなったり痛くなったり困ることになるかもしれないので、無理にすすめるわけにはいきませんが、入る方向で努力してください。長い目でみると、いろんな意味で風呂に入って湯につかりあたたまる方が、体のために良いと思います。
引用元:http://www.matsuihsp.or.jp/shokunai/html/mansei/mansei26.htm
このように体の表面だけを伝わるシャワーではなく、全身でつかる湯船の方がより代謝や発汗を促進させてアトピーを改善させることにつながります。
汗を積極的にかくことで体の老廃物を出すだけでなく、うるおい成分(乳酸ナトリウム、尿素など)で肌の保湿を改善し、バリア機能を高めることでアレルギー物質の侵入を防ぎます。
また湯船に浸かることで温熱効果によって発汗をうながすだけでなく、以下のような効果も期待できます。
・お風呂の水圧で血液の循環が促進する
・筋肉の緊張、凝りがほぐれる
・副交感神経が優位になることでリラックスできて免疫力も高まる
アトピー性皮膚炎の人は肌バリア機能とともに体内の免疫力も低下しています。
入浴することで免疫力をアップさせることは、アレルギー物質に負けない体を作り、長い目でアトピーを改善していくときにとても大切です。
入浴もシャワーと同じくあまり長い時間使っているとうるおい成分が溶け出して乾燥肌がすすんでしまいます。
浸かる時間は10〜15分程度にしておき、お風呂から上がったらしっかり塗り薬などでスキンケアをしておきましょう。
どうしてもかゆいときは無理せずシャワーで済ませよう
もちろん個人の体質、アトピーの症状によってはお風呂にはかゆすぎて入れない…という方もいらっしゃると思います。
その場合は無理に入浴せずにシャワーなどでゆっくりと治療をしていき、ある程度かゆみを感じなくなってからお風呂に入ったほうがストレスも少なくなるでしょう。
あくまでこの情報は参考程度にしていただき、詳しくは皮膚科などの専門医の方にアドバイスをもらった上でご判断ください。
普段からアトピー肌へ刺激を与えない服を着るのも大切
入浴のときにできるだけかゆみを起こさずに代謝アップさせるために、普段身につけている洋服やパジャマもできるだけ低刺激のものを選びましょう。
刺激のすくない服であればそのぶん肌へのダメージやキズも抑えられるので、お風呂に入ったときもムズムズしたりかゆくなることを防げます。
あまりゴワゴワしたような素材はさけて、肌触りのやわらかいコットンや、吸水速乾にすぐれた高機能ポリエステルが使われている服を選ぶのがおすすめです。
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「ナノミックスってポリエステルでしょ?化学繊維だからちょっと…」と思う人もいるかもしれませんが、はじめてポリエステル素材が登場した昭和30年代とくらべると肌触り、速乾性もコットン素材に負けないくらい大幅に進歩しました。
また着るだけで代謝をアップさせて免疫力の低下予防、アトピー肌を改善する効果も認められ、実際に2004年に特許(特許番号:第3884693号)も取得しています。
1.炎症性創傷皮膚組織再生機能改善促進剤
2.新陳代謝機能改善亢進剤
3.アトピー性/アレルギー性皮膚炎改善促進剤
4.潰瘍(かいよう)性皮膚疾患改善促進剤
5.免疫機能低下予防及び改善剤又は発毛・育毛促進剤
汗をかいてもすぐに乾く素材なのでかゆみや湿疹の予防、アトピーの悪化・再発防止にも活躍します!
こういった効能が評価されて、国際保健協会からの認可もいただいています!
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