「ドライヤーの熱風、アトピーのところに当てるとめっちゃ気持ちいいんだよなあ。でもやっぱ悪化するのかな?」
こういった疑問にお答えしていきます。
お風呂上がりに髪を乾かすとき、ドライヤーをアトピー患部に当てて熱風で思わず気持ちよくなった…という経験をしたことがある人はいると思います。
熱がダイレクトに伝わるので快感が伝わりやすいのですが、肌への影響はどのくらいあるのでしょうか?調べてみました。
ドライヤーの熱風は気持ちいいがアトピー悪化の可能性あり
まず結論からいうと、ドライヤーの熱風を当て続けるとアトピーが悪化するリスクがあります。
長い目でみたときにメリットは多くなく、あまりおすすめはできません。それでも当てたい場合は自己責任でお願いします。
かゆみは一時的におさまり、「気持ちいい!」と快感になるかもしれませんが、100度近い風を肌に当てるダメージは大きく、保湿成分が抜けて乾燥肌になりやすくなったり、症状が治りにくくなるリスクが高いです。
アトピー性皮膚炎は肌の表面にある「角層」のバリア(肌バリア機能)や免疫力が低下して、外からの刺激やアレルギー物質が侵入しやすくなることで起きる症状です。
ドライヤーの熱でかゆみが再発して掻きむしったり、乾燥が進むことで肌がキズついてバリア機能がさらに低下してしまいます。
ただし、個人の体質や炎症の具合にもよりますが、髪を乾かすときの流れでアトピーの患部やジュクジュクした部分に風が当たる程度なら基本的には問題ないといえます。
100度前後の熱風をダイレクトに当てるのは危険
一般的なヘアドライヤーの吹き出し口から出る熱風は100度をオーバーする非常に高温で、肌から離した位置であるほど温度は下がっていきます。
一般的なドライヤーの平均温度は100〜120℃。
温度が高いものでは140℃になるものもあります!
髪から距離が離れればそれだけ温度は下がり、温度が120℃のドライヤーの場合10cm離せば100℃、15cm離せば90℃程度まで温度が落ちるようです。
引用元:https://chill-hair.net/blog/0002642/
しかしアトピーのかゆみを抑える目的で使う場合、よりつよい効果を求めてしまうので至近距離で熱風を当てがちです。
普通の肌でもドライヤーの100度を超える風を当て続けると火傷のリスクがありますから、敏感になっているアトピー肌だとそれ以上に危険だといえるでしょう。
今はもっと温度の上がるドライヤーもあるようですが、こういった高温の風を肌のすぐ近くで浴びせつづけるのは絶対にやめてください。
ドライヤーで気持ちいいと感じるのは脳の「報酬系」が原因?
では、ドライヤーをアトピー患部に当てるとどうして気持ちいいと感じるのでしょうか。
まだ完全には解明されていないようですが、どうやら脳内の「報酬系」という部位が関係しているようです。
..今回研究グループは、実験的に手首に痒みを誘発し、その近辺を掻くことによって快感を生じさせ、その際の脳の活動を、磁気共鳴断層画像装置(fMRI)を使って計測するという調査を実施。その結果、中脳や線条体といった報酬系と呼ばれる脳部位が強く反応することを確認したという。
この結果は、報酬系の活性化が掻破による快感を引き起こす原因であることを示すもので、望月特任助教は、「気持ちよいからもっと掻いてしまうことがよくあるが、アトピー性皮膚炎の患者などでは、過剰な掻破が皮膚を傷つけ、それが原因で痒みがさらに悪化してしまうという問題があった。今回の発見から、快感に関係する脳部位の活動を上手にコントロールできるようになれば、過剰掻破を抑えることができることから、そのような掻破の制御を目的とした新たな痒みの治療法開発につながることが期待される」と説明している。
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20140109-a309/
上記の引用の中では「掻きすぎて気持ち良くなる」ことについて書かれていますが、ドライヤーをアトピー患部に当て続けるのもおなじ報酬系が関係していると思われます。
報酬系の反応については依存性が高いようで、、「また熱風を当てたくなる→いままでの温度では物足りない→もっと高温の風を・・・」と際限なくもとめると、結果として火傷のリスクがかなり高まります。
何度も言うように実際に行うかは自己責任ですが、かなり依存性が高いかもしれない…ということも考えておいた方がいいでしょう。
また、ドライヤーと同じく熱湯のシャワーなどをアトピー肌にかけるのも、一時的にはかゆみがおさまっても肌へのダメージが大きくなるのでおすすめはしません。
参考:アトピーに熱湯は効果ある?かゆみや症状が改善するか解説
ドライヤーをまったく当てないのもアトピーが長引く原因に
ただし危ないからと言って、お風呂上がりに濡れた髪にまったくドライヤーを当てないと、それはそれでアトピーの症状が長引く要因になります。
ぬれたままや乾き残しがあると、雑菌が繁殖したり、水分が蒸発する際に、頭皮の水分を一緒に奪ってしまうので、トラブルの原因になってしまいます。
引用元:https://www.kao.com/jp/binkanhada/daily_04_04/
頭皮部分にアトピーがある方だけでなく、濡れた髪がべっとりまとわりついてしまうと、場合によっては首周り、肩の付近のアトピー症状が悪化する可能性があります。
風量を強めて一気に乾かすのがおすすめ
ドライヤーをするときは温風がアトピー部分に当たらないようにしつつ、風量強めでなるべく一気に乾かすことがおすすめです。
じっくり温風をあてつづけるとそれだけ頭皮や髪が乾燥する原因になります。
事前に乾いたタオルで髪の毛の水分をできるだけ取り除いておくといいでしょう。
最初の設定温度は高めでもいいですが、そのまま当てつづけるとかゆみが誘発されるため、
ある程度「乾いてきたな」と感じたら温度を下げたり、送風モードにして最後の仕上げをしましょう。
その後、本格的に乾燥がはじめる前にアトピーの症状に応じて保湿ケアを行いましょう。
普段からアトピー肌へ刺激を与えない服を着るのも大切
入浴やドライヤーのときにできるだけかゆみを起こさずに代謝アップさせるため、普段身につけている洋服やパジャマもできるだけ低刺激のものを選びましょう。
刺激のすくない服であればそのぶん肌へのダメージやキズも抑えられるので、お風呂に入ったときもムズムズしたりかゆくなることを防げます。
あまりゴワゴワしたような素材はさけて、肌触りのやわらかいコットンや、吸水速乾にすぐれた高機能ポリエステルが使われている服を選ぶのがおすすめです。
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また着るだけで代謝をアップさせて免疫力の低下予防、アトピー肌を改善する効果も認められ、実際に2004年に特許(特許番号:第3884693号)も取得しています。
1.炎症性創傷皮膚組織再生機能改善促進剤
2.新陳代謝機能改善亢進剤
3.アトピー性/アレルギー性皮膚炎改善促進剤
4.潰瘍(かいよう)性皮膚疾患改善促進剤
5.免疫機能低下予防及び改善剤又は発毛・育毛促進剤
汗をかいてもすぐに乾く素材なのでかゆみや湿疹の予防、アトピーの悪化・再発防止にも活躍します!
こういった効能が評価されて、国際保健協会からの認可もいただいています!
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