「アトピーだからお風呂に入るとかゆくなるんだけど、これって入浴しないと逆に改善したりするのかな・・・?」
こういった疑問にお答えしていきます。
お風呂に浸かると体温が上がって体がかゆくてたまらない…という経験をされたアトピー性皮膚炎の方も多いと思います。
毎日入浴するということは、そのきついかゆみも毎日発生するので本当につらい状況です。
では、逆に入浴しないとアトピー肌はどうなるのでしょうか?かゆみは起きなくても症状はどう変化するのか調べてみました。
アトピーで入浴しないのは肌がよごれるので悪化リスクあり
まず結論からいうと、アトピー肌で入浴しないからと言って特に症状が改善するわけではありません。
たいていの場合はお風呂に入らなければ皮膚に付着するフケ、垢(アカ)、汗などを栄養にしてより雑菌が広がってしまい、アトピーの症状が余計に悪化してしまうリスクの方が大きいです。
アトピー性皮膚炎の皮膚はややアルカリ性に傾きやすく、抵抗力、殺菌力が弱まっている状態です。そのため、黄色ブドウ球菌が健康な皮膚に比べて多く存在します。
この「黄色ブドウ球菌」という細菌が出す毒素がアトピー性皮膚炎を悪化させることがわかっています。
乾燥が気になっているときであっても、からだを洗って汗などを洗い落とし、炎症を悪化させる「黄色ブドウ球菌」が増えるのを防ぐことが大切です。
引用元:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/32_atopy/index2.html
つまり、「かゆくなるからイヤだ!」といって入浴しなければ、その間に溜まったよごれが黄色ブドウ球菌などのエサになって繁殖していしまい、回り回って結局はまた大きなかゆみになって返ってくる可能性がある..ということです。
・入浴する:かゆくなっても肌が清潔になる
・入浴しない:その瞬間はかゆくなくても皮膚のよごれで悪化のリスクあり
そのため、可能であればできるだけ毎日お風呂に入って肌を清潔に保つことを心がける方が、アトピーの悪化を防いで、より早く症状を軽くすることにつながります。
アトピーの悪化は「かゆみ」ではなく「掻きむしること」で起こる
「えー、でもお風呂に入ってかゆくなってよけいに悪くなったら嫌だな・・・」という人もいるかもしれません。
ただし、アトピーはかゆみが発生すること自体が直接症状の重度化につながるわけではなく、むしろそのかゆみを掻きむしってしまうことが悪化の大きな要因です。
むしろ適切な温度での入浴は、体温や代謝を上げることで体の免疫力を高めてアトピーの症状をより改善することにつながります。
そもそもアトピー性皮膚炎は肌のバリア機能・免疫力などの低下により、黄色ブドウ球菌などの細菌や刺激の影響を通常よりダイレクトに受けることで湿疹やかゆみが発生します。
つまりアトピーでかゆいからといってむやみに患部を掻きむしると、「肌にキズがつく→肌バリアのさらに低下→雑菌・刺激がよりダイレクトに侵入→かゆみなどの症状悪化→耐えきれなくてまた掻く…」という悪循環になってしまいます。
だからといってかゆみを避ける目的で入浴をしないのは上で書いたように、よごれで繁殖した雑菌が患部から感染してさらに悪化してしまう可能性があります。
もちろん、アトピーの症状の大きさや個人の体質によって違いがあるので、一概に「アトピー性皮膚炎の方はかゆくてもしっかり入浴すること」が正解ではありません。
「自分はどんな入浴方法がいいんだろう」…という方は皮膚科の先生などの専門医の方に相談・アドバイスをもらうことをおすすめします。
かゆみを生じない入浴温度はおよそ38〜40度
個人の体質にもよりますが、アトピーのかゆみをできるだけ起こさずに入浴できる温度は38〜40度だとされています。
アトピーの方が入浴する場合、アトピーの程度やその時の皮膚の状態を考慮して「入浴時間」や「温度」を変えることが必要です。
そのことを踏まえた上で、入浴時間は「20分以内」、温度は「38度~40度くらい」のぬるめがいいでしょう。
このくらいの温度であれば、血管拡張によるかゆみも起こりにくいです。また、「温度」が皮膚の刺激になってピリピリするときは、水で温度を調節しましょう。
引用元:https://woman.mynavi.jp/article/170527-17/2/
あまり熱いお湯に長く浸かると血行がひろがって、かゆみが悪化する原因になります。いくら代謝を上げてもお風呂上がりに掻きむしっては意味がないので、温度設定はほどほどにしておきましょう。
お風呂ではなくシャワーだけを浴びるときでも、このぐらいの温度がかゆみのストレスも感じにくいでしょう。
もし、これでも熱くて体がかゆいと感じてもうすこし温度を下げる場合、ぬるすぎて体温が下がったり、湯冷めをして体調を崩さないようにしてください。
石鹸、シャンプーのアレルギー反応や、タオルでの擦り過ぎも注意
入浴の温度が問題なくても、体を洗うために使っているシャンプー、石鹸、ボディーソープも、個人の体質によっては肌に合わずにアレルギー反応を起こすリスクがあります。
一般的には肌にやさしい「低刺激」のものが推奨されていますが、具体的に自分にどういったものが合っているかは専門医の方に相談してみてください。
また、体を洗うときはお風呂上がりに拭くとき、あまりにゴシゴシと肌を擦りすぎると掻きむしるのと同じことになるので症状が悪化する可能性があります。
こちらも自分の体質に合った素材を考えた上で、できるだけ柔らかい素材のものを使うことをおすすめします。
入浴後はしっかりと保湿ケアや薬を塗る
お風呂から上がった後の肌は乾燥しがちでバリア機能も弱くなっています、長時間そのままにせずに自分の肌に合ったローションや化粧水などでしっかりと保湿をしましょう。
また、市販または病院から処方された塗り薬を持っている人は、お風呂上がりに塗ってもいいのか、スキンケアの後に塗ってもいいのかをよく確認してから使用するようにしてください。
かゆみがきついなら無理に入浴はせずに濡れタオルで拭くのもあり
「入浴が必要なのはわかってるけど、やっぱり体がかゆくなるから入りたくない…」という人は、毎日無理にお風呂には入らずシャワーだけ浴びたり、濡れタオルで拭くだけでも肌のよごれは落とせます。
全身お風呂に浸かることでの代謝アップは期待できませんが、肌を清潔にすることで異物や汗を取りのぞき、症状の悪化を防ぐことはできます。
濡れタオルだけで済ませるときも、あまり肌にゴシゴシと刺激を与えずやわらかい素材で汚れを拭き取るようにしましょう。
普段からアトピー肌へ刺激を与えない服を着るのも大切
入浴のときにできるだけかゆみを起こさずに代謝アップさせるために、普段身につけている洋服やパジャマもできるだけ低刺激のものを選びましょう。
刺激のすくない服であればそのぶん肌へのダメージやキズも抑えられるので、お風呂に入ったときもムズムズしたりかゆくなることを防げます。
あまりゴワゴワしたような素材はさけて、肌触りのやわらかいコットンや、吸水速乾にすぐれた高機能ポリエステルが使われている服を選ぶのがおすすめです。
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また着るだけで代謝をアップさせて免疫力の低下予防、アトピー肌を改善する効果も認められ、実際に2004年に特許(特許番号:第3884693号)も取得しています。
1.炎症性創傷皮膚組織再生機能改善促進剤
2.新陳代謝機能改善亢進剤
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