「アトピーめちゃくちゃ掻きむしると気持ちよくなるんだけど、これってやっぱりまずいのかな?」
こういった疑問にお答えしていきます。
アトピー肌の人でかゆくてたまらなくて肌を掻きむしったり、熱いシャワーでまぎらわそうとしたとき、「かゆい」「痛い」よりもむしろ「気持ちいい」という感覚になった人もいると思います。
「悪化するからホントは肌にはよくないんだろうな」…と思いつつも、クセになっているのでなかなか辞められないという方も多いのではないでしょうか。
では、気持ちいいと感じるくらい肌を掻きすぎると、実際にアトピーの症状にはどういった影響があるのでしょうか?調べてみました。
アトピー肌を気持ちいいと感じるほど掻きすぎるとより悪化の可能性がある
まず結論から言うと、何となく想像できる方も多いと思いますが、アトピー肌を掻きすぎてしまうとより症状が悪化する可能性があります。
冒頭でも書いた「熱いシャワー」も掻きむしりと同じで、その場では気持ちよく感じたとしても、しばらくしたらまた余計にかゆくなってしまいます。
そもそもアトピーになる主な原因は、皮膚の表面にある「角層」という組織のバリア機能(肌バリア)がなんらかの要因によって弱まることです。
肌バリアが低下するきっかけは一概には言えませんが、遺伝、ストレス、エアコンの風、紫外線、スキンケアの相性、加齢、ダニ、肌のかきすぎなどさまざまなものが考えられます。
この肌バリアの低下によって本来は体内に入ることがなかった刺激、雑菌、ホコリなどが侵入して激しいかゆみや炎症を引き起こしてしまいます。
つまり、現状で肌バリアが弱まっている状態で、さらに掻きむしって刺激を与えてしまうと、よりバリア機能が低下してアトピーがさらに悪化してしまう可能性があります。
その悪化したかゆみを抑えるため、さらに掻きむしってしまい、余計にかゆみがはげしくなり、さらに掻きむしる…という負のループが発生します。
・アトピー肌を掻きむしる
→傷口から雑菌などが侵入する
→より症状が悪化
→かゆみが強くなり余計に掻きむしる…
アトピー肌を掻くと気持ちいいと感じるのは脳の仕組みが影響していた?
では、そもそもの原因として、どうしてかゆいところをずっと掻いているとだんだんと気持ちよくなってくるのでしょうか?
2014年が生理学研究所が発表したところによると、「報酬系」とよばれる脳の部位が関係しているようです。
..今回研究グループは、実験的に手首に痒みを誘発し、その近辺を掻くことによって快感を生じさせ、その際の脳の活動を、磁気共鳴断層画像装置(fMRI)を使って計測するという調査を実施。その結果、中脳や線条体といった報酬系と呼ばれる脳部位が強く反応することを確認したという。
この結果は、報酬系の活性化が掻破による快感を引き起こす原因であることを示すもので、望月特任助教は、「気持ちよいからもっと掻いてしまうことがよくあるが、アトピー性皮膚炎の患者などでは、過剰な掻破が皮膚を傷つけ、それが原因で痒みがさらに悪化してしまうという問題があった。今回の発見から、快感に関係する脳部位の活動を上手にコントロールできるようになれば、過剰掻破を抑えることができることから、そのような掻破の制御を目的とした新たな痒みの治療法開発につながることが期待される」と説明している。
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20140109-a309/
つまり肌を掻く→報酬系の部位が反応→快感なのでさらに強く掻く…ということになるようです。
なかなかやっかいなメカニズムですが、おそらく人間の体内にとっては必要な機能なのでしょう。
一時的な湿疹などはいずれかゆみが収まるのでまだマシですが、アトピーのように継続的にかゆみの症状があると快感のために長時間かきむしってしまうことも考えられます。
記事の中では「報酬系による快感を上手にコントロールできるようになれば、掻きすぎて肌が悪化することへの治療法の開発が期待できる」と書かれているので、個人レベルで快感の誘惑をコントロールするのはかなり難しそうですね・・・。
掻きすぎによるアトピー肌の悪化を防ぐにはどうしたらいい?
快感をコントロールできないからと言って、アトピー肌のかゆみをずっと掻きむしってしまうのは問題です。
しかし、かゆみは生理現象なのでまったく何もしないとストレスが溜まってしまい、それはそれでアトピーの症状を悪化させる可能性があります。
多少は掻いてしまうのは仕方ないとして、こういったかゆみを抑えるには、皮膚科の診断やステロイド剤を塗るなど、個人の症状に大きく左右されるものを除いたとして、どのように対策すればいいのでしょうか?
かゆい部分を冷やす・あたためない
皮膚や体内の温度があがると、肌の炎症によるかゆみは強くなることが知られています。
熱いシャワーが気持ちいい…という人の気持ちもわかりますが、熱いお湯は肌への刺激が強くなるのでおすすめはしません。
お風呂にはいるときはできるだけぬるめのお湯につかり、毛細血管が広まることを抑えるとかゆみの誘発がおさえられます。
また、お風呂からあがったら汗を早めにふき取り、保冷剤などでかゆみを感じる患部を冷やすようにしましょう(湯冷めによる体調の悪化にはご注意を)。
汗をかいたらすぐに拭き取る
アトピー肌の人は肌のバリア機能が弱まっているので、汗をかいて放置していると繁殖した雑菌によって、炎症がさらに悪化する可能性があります。
暑い時期の屋外での活動や、スポーツをするとき、お風呂に入ったあと、冬でも暖房の効いた空間など、季節問わず汗をかくタイミングは多いです。
汗をかくこと自体は生理現象なので仕方ないですし、ある程度代謝を上げることはアトピーの改善にも効果はあります。
しかし、背中、胸などをはじめとした汗が溜まりやすい箇所については、ジュクジュク肌などの炎症を起こす前に早めに乾いたタオルやボディーシートなどで拭き取るようにしましょう。
寝るときにひっかかないように手袋をつける
寝るときに手袋をつけることも、肌を掻きむしることを防止できるのでおすすめです。
「寝てる間はかゆみを忘れられる…」と思っても、実は記憶がないだけで肌を掻きむしっているケースがあります。
朝起きた時に、「あれ?肌が赤くなってる?寝る前は何ともなかったのに・・・」と思った人も少なくないはずです。
寝てるときの掻きむしりは単に肌にダメージを与えるだけでなく、アトピーが改善するスピードが遅くなるリスクもあります。
しかしこの成長ホルモンは、単に眠っていればたくさん分泌される、というものではありません。いわゆる熟睡の状態のときに、特に多く分泌されることが分かっています。
睡眠中に無意識で肌をかいて眠りが浅くなると、成長ホルモンの分泌量が減ってアトピーが悪化する恐れがある、ということです。
引用元:http://www.atopic-manual.com/deep_sleep/scratch.html
睡眠時でも肌を無意識に傷つけている可能性があるので、手袋を着用することでダメージを和らげることができます。
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どうしても肌をひっかいてしまう人はもちろん、手元の肌荒れが気になる人もかゆみ減少などの改善が期待できるのでおすすめです。
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包帯を患部に巻く
包帯などを患部に巻いて、肌を掻くときのダメージを抑えるのも効果的です。
上で書いた手袋とは反対に、患部の方を掻きむしりからガードします。
包帯だけでも効果はありますが、より万全に対策したいという人は手袋と組み合わせて使うといいでしょう。
こちらもナノミックスでは腕などにはめて使える「チューブ包帯」を用意しています。
赤ちゃん、子ども、大人それぞれのサイズに合わせてはば6cm、8cm、16cmの3種類を用意しています。
それぞれの利用用途に合わせて、お好きなサイズをお選びいただけます。
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好きな長さに切って使用することができます。
掻かないことがアトピーを良くする最善策
アトピーを良い状態にするために一番大事なことは「掻かないこと」です!
掻くことによって肌が傷つけられて、その傷口から黄色ブドウ球菌などが繁殖してなかなか良くなりません。
掻いて快感は得られるのですが、掻き続けている限りなかなか良くなりません。
寝ている間など無意識に掻いてしまうこともあるので、手袋やチューブ包帯などを活用することが最善策です。
また、血行を促進させるなど肌の自然治癒力やターンオーバーの時に蘇るように、インナーシャツなど身につけるものもこだわっていくといいかもしれませんね。
まとめ
・掻きむしるのは快感だがアトピーが悪化するおそれも
・快感は脳の「報酬系」が関係していて個人でのコントロールはむずかしい
・肌へのダメージをおさえるような対策が大切
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1.炎症性創傷皮膚組織再生機能改善促進剤
2.新陳代謝機能改善亢進剤
3.アトピー性/アレルギー性皮膚炎改善促進剤
4.潰瘍(かいよう)性皮膚疾患改善促進剤
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